sp_menu

有限会社舩越造園

sp_menu

新着・更新情報

庭に関する豆知識の記事

柵と書いて何と読む?

それはもちろん、「さく」ですよね。

しかし、この言葉は別の読み方があります。

「しがらみ」です。柵と書いてしがらみと読むのです。

本来、しがらみとは木杭と竹などでできた、川が急になっている所などに岸が削れないように保護するためのものでして、しがらみがある事で、川の急な流れから岸を守り、ひいては決壊から守り、人々の生活を守っていました。

その形は、こんな造りをしています。

151204.jpg

どうですか?何となく人生にまとわりつく様々なしがらみがイメージできますでしょうか?(笑)

竹でできたしがらみが急流から川岸を守り、決壊を予防し、社会を守っていたように、人の世のしがらみも、何かが決壊しないように我々を守っている(守っていた)のかもしれませんね。

まあそんな難しい話は別にして、低い土留めになら充分使える上に景色としても一役買えるしがらみ、貴方のお庭を格好良く深みのあるものにする事、請け合いです。

庭にある池の話

最近、新規ではお見掛けする事は無くなったのですが、お庭に池があるお客様は当社にも何名かいらっしゃいまして

お造りになられたお施主さんがお元気ならいいのですが、体調を崩されたりご高齢で思うように手入れが行き届かない

でも庭にポッカリ空いた池は何とかしなければ・・・と、お思いの息子さんや娘さんがいらっしゃったりして、じゃあどうしましょうかと思案されるわけです。

そんな時、思い切って全部埋めて新たにオープンスペースとして復活させる事は簡単なのですが、そこはそれ、ご存命のお父様にあまり気遣いさせたくないし

しかし池の維持は難しいしで、堂々巡りの中へと陥ってしまいがちです。

そこで、こんな提案はどうでしょうか?

DSC_2428.jpg

池は土で埋めて締め固め、砕石で平らを均し、そこに草防止シートを敷き詰めて、最後に握りこぶしくらいの大きさの砂利(ゴロタ石)を敷き詰める方法です。

庭の雰囲気を損なわず、草取りなどの手間も省けますし、大規模なリフォームではないので作業代金が相対的に高くありませんので次のステップへ進みやすいという利点があります。

もちろん、お庭ごとに問題となる条件は違ってくるので、一概には言えないのですが、庭池でお悩みの方は、検討してみるのも良いのではないでしょうか?

当社でお力になれる事があれば、ご連絡ください。

カタチあるものいつかは

もう何年前になるでしょうか?

渋い色使いを気に入って頂き、塩ビの擬木でできた垣根を設置させて頂いたのは。

そろそろ15年でしょうか。

久しぶりにじっくりと庭を拝見する機会があったので見てみると、あの時渋い光沢を放っていた垣根はこんな感じになっていました。

151119_1.jpg

アップにするとこんな感じ。

DSC_3321.jpg

赤茶けた渋い垣根だったんですけどねー(^^; 残念ながら色が醒めて来ていますね・・・・・

ちなみにこの垣根、西側に建物が隣接する場所で午前中くらいしか日が当たらなく条件としては悪くないと思います。

さて、良いか悪いかは個人の判断ですが、これで塩ビの垣根が持つ耐久年数(美観としての意味です。構造体としての耐久年数はまだまだガッチリしています。)がハッキリと掴む事ができました。

苦節15年(笑) 社内でも賛否様々な意見が飛び交っていた塩ビ垣根問題に一応自信をもってお客様にお応えする事ができるようになりました。

こうして事例を積み重ねて、ご提案時の引き出しを増やすのも忘れず行っていきたいと思います。

最近ジワッと気になるもの

庭のデザインにも流行り廃りがあるようでして、雑木の庭と言われる最近のもの、ガーデニングと総称していたコニファーを多用した庭、そして化粧ブロックを多用したデベロッパー主導のデザインなども懐かしいですね。

でもここ最近私が時折見掛けて「おっ!?」と思うものはこんな雰囲気を持ったものなんですね。

DSC_2429.jpg

どうです?細かいタイル貼りで仕上げられたガーデンパン。水受けですね。

中の平面は大小丸いタイルやモミジの葉型のタイルもあったり、遊び心があって気持ちをウキウキさせる素敵な仕事です。

これは残念ながらウチの仕事ではなく、お客様のお宅に既にあったものですが、とてもセンスが良いなーと感じました。

昭和中期。高度経済成長と大量生産大量販売の一本道をひた走る日本の勢いと、その前時代からの名残りである職人の手仕事がほんの一瞬交差する、その瞬間をとらえていると思います。

今、バブル崩壊からの長期低迷期を経て、大量生産大量販売の波から再び手仕事へと振り子は動いています。

交差する方向はあの時とは逆ではありますが、ノスタルジーを感じると共に、今の時代の世相のようなものも感じてしまいます。

今回はちょっと豆知識では無かったかもしれませんね・・・(^^;

低くても効果のある目隠しの作り方

オープンガーデンという言葉が出始めて随分経ちますが、庭を開けっぴろげにして解放感を演出したり、庭の中まで丸見えの方がかえって防犯上良いという話もあったりで、最近ではあまり庭を見えないように仕切る方は圧倒的に減っているように見受けられます。

しかし一方で、洗濯物をオモテに干さなきゃならない、風を通すためにリビングを開放すると通行人が気になる、などの理由から「やっぱり余り見えないようにしたい」というお客様も増えている事も事実です。

しかし道路にいる通行人からの視線を遮るには最低でも1.5mくらいの仕切りが必要で、よくあるフェンスなどでは2段仕様にして高価格化したり生垣でも樹高1.5以上になると途端に仕入れ額が跳ね上がったりとなかなか難しい問題もあります。

しかも、道路から1.5m以上のフェンスや生垣がドン!と立っている庭は外から見るとこれはこれで圧倒感が合ったりする訳で、さてどうしたものかと思案のしどころです。

しかし、ブロックで嵩上げしたその上に生垣を設置するのは見た目のパターンが変わって、圧倒感も緩和されていい感じに仕上がると思います。

生垣をブロックで嵩上げしたその上一杯に植えるためには土を入れなければいけないのですが、道路側はブロックで良いとしても庭側はどうやって嵩上げするか?花壇のようにブロックでぐるぐる囲ってしまうか?という難題には、こんな方法はいかがでしょうか?

DSC_3294.jpg

そうです、自然石の縁石なら余分にコンクリートも使わず土を留められますし、中から見た庭の格調はグッと高まります。

コンクリートブロックだと下地のコンクリート基礎を打って鉄筋を入れて積上げるのにモルタルを・・・となんだかんだで予算が嵩みますので、少し大きめの自然石を(と言っても手で動く程度ですが)据えて行けば自分の重みでシッカリと地面に安定します。

グッと和風寄りになるのが難点だと思われるかもしれませんが、石沿いに這うような植物を植えたりして石そのものをあまり見えないようにしてあげれば、どんな庭にも合うと思いますよ。

page top