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有限会社舩越造園

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庭のお悩み相談室

庭木の水のやり方がよくわからないので教えてもらえますか?どのくらいの量をどのくらいの頻度でやれば良いのでしょうか?

2022.07.08

庭木の水のやり方がよくわからないので教えてもらえますか?どのくらいの量をどのくらいの頻度でやれば良いのでしょうか?

庭木の水のやり方がよくわからないので教えてもらえますか?どのくらいの量をどのくらいの頻度でやれば良いのでしょうか?

確かに、水やりはどれだけの量をどのくらいの頻度でやったらいいのか迷いますよね。
お気に入りの庭木ならなおさらです。今回は、庭木に水をやる3つのポイントをお話したいと思います。

1.枝張りの真下付近がポイント!
植物の根っこでも、養分&水分を吸収できる根っこは実は広がった根っこの先端部分にほとんどあります。ですから水をやるのも、肥料をすき込むのも、枝張りの先端付近に与えてやると吸収が良いとされています。(枝張りとは、樹木が枝を広げたその一番先端部分です)

2.時間をかけてたっぷりがポイント!
毎日水をやっているのに、ちょっと数日旅行へいったら見事に枯れてしまった…そんな経験はありますでしょうか?

短時間の水やりは土の奥深くに水が届かず、浅いところに新しい根ができてしまいます。樹木だって手前の浅い地表面でチョコチョコと水を貰った方が楽ですから、根元の狭いエリアに新たに根を作り、大きく広げようとはしなくなります。

当然ながら毎日水やりをしていたのに突然何日も水やりを行わないと、土は表面から乾燥していくので、地表近くにしか根が無い樹木は枯れてしまう(枯れないまでも弱ってしまう)のです。

3.3日に1回くらいの頻度がポイント!
毎日水をやると、結局土の表面に水が存在している事実は変わらないので、2と同じ運命を辿ってしまいます。

3日に1回にする事で、初日は地表面にあった水が2日3日と経つうちに地下へ浸透し、逆に表面の水は乾燥により乾いて無くなります。そうなると自ずと庭木は、地面の深い所にある水を求めて下へ、深い所へと根を伸ばすようになります。

土の奥深くの水を吸わないとヤバイ!もっと深く根を伸ばさないと!木にそう思わせる事です。

しかしそうは言っても、なかなかこう上手く行かないのが世の常。 このように教科書どおりに行かなくても(事実3日に1回もあくまで目安ですから)根っこをイメージして、しっかり時間を掛けて水をあげる事が本当に一番大切な事です。

実は桜の移植には全く適さない7月上旬に植え替えを行なった事があります。
通常、そんな時期に移植を行うのは正気の沙汰ではないのですが、やむを得ない事情もあり、移植を敢行しました。幸い当社預かりでしたので、今の勘どころを伝えて日々水やりを行なったところ、炎天下の夏をものともせず、見事にみずみずしい葉っぱを広げ出しました。しかも、水やりを行なったのは、入社1年目の新入社員です。

上記ポイントをおさえ、水やりにほんの少しイメージと工夫をプラスすれば、きっと青々とした葉を茂らせる庭木を手に入れる事ができる事でしょう。

そして、愛情。
本当のコツは、4つ目のこれかもしれませんね!

庭木の水のやり方がよくわからないので教えてもらえますか?どのくらいの量をどのくらいの頻度でやれば良いのでしょうか?
こんな場合もご相談を
  • 定期的に水やりをしてほしい
  • スプリンクラーなどの水やりシステムを導入したい
  • 木が枯れてしまった場所に新たに木を植えたい

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