ポートメッセなごやで開催されたエクステリア&ガーデンフェアの報告。いよいよ会場内各ブースの報告になります。
まずは堂々と入口の大きな区画に陣取る業界の雄、LIXIL(リクシル)からです。
浮き段の下面にダウンライトを仕込んだ玄関ポーチ。
ほのかに下を照らす灯りが、玄関ポーチが本当に浮いているように見せます。
しかし最近流行なのでしょうか?様々なメーカーが様々な材質を用いて、浮き段の演出をしています。
私の記憶では、コロナ前にTOYO工業が御影石のステップを浮き段に見せる支持具が展示会で見た初めての商品でしたが、その後様々な支持方法が確立されていったのですね。
横から見るとネタばらし。実際はこのようになっていまして、もはや浮いてすらいない、浮いているように見えるという造りです。
つまり安全性も、しっかり確保されています。
今回の新コンセプト?といいますか外構にとって可能性を感じた商品は、小さなユニットをいくつも並べて樹脂デッキを形成するこの商品。
リクシル関連のエースデザイナーである古橋宜昌氏が満を持してデザインしたこの展示空間は、さすがだなと感じました。
このように小さな正方形の樹脂デッキがいくつも繋がっており、時には植栽帯を空けながら、高低差で変化のあるデッキ空間を演出できます。
おしゃれな空間ですよね~!
フラワーポットも既製品です。樹脂デッキに色味を併せて統一感を出しているんでしょうね。さすが、芸が細かいです。
その細かい高低差を実現しているポイントは、このアジャスター。
足場や事務用品なんかでは実用されているこの考え方、素晴らしい!と感じました。
ただ、これがLIXILのオリジナルなのかどうか・・・・・という点では、この後回る各ブースで頻繁にこのアジャスターが出てくるだけに、ちょっと疑問ではあります(笑)
それとこれ、もう販工店いらなくね?と思わずにはいられませんね。
自身の庭を、自分の感性でダイレクトに表現したいDIYerなんかは、もう涎垂の一品なんじゃないでしょうか。
それから、案外屋内にも良いかもしれませんね。
コンクリート打ちっぱなしな空間にこれを持ち込んで床を高くすれば、土足禁止エリアが作れますし、重量物はコンクリートへ直置きして周りは高低差を調節したり、夢の掘りごたつ空間を安価で実現できちゃうかも?LAN配線もスッキリ取り回せて隙間からケーブルも出せるので自由自在!?・・・夢は広がりますね~~~!
ただ、床下空間が害虫害獣の巣窟になるかどうかは・・・責任負いかねます(笑)
それでは次回をお楽しみに。