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有限会社舩越造園

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施工事例(進捗状況)

作業現場見せますの記事

現場進捗日誌 湖西市A様3

さあ、建築も終了しまして一年越しに造園工事の再開となりました。

湖西市A様3

土間コンクリートや金物のフェンスなどは建築の方が手配されていまして、今回は当社での出番は無し。もちろん、様々なお付き合いなどありますし、お客さまであるお施主さんが信頼されている方に仕事をおまかせされるのが一番だと私も強く感じています。

もっとも、土間コンクリートや金物フェンスが苦手だからという訳ではなく、むしろ当社では専門職の方と一緒に仕事をしているので、年季の入った仕上がりにする事が可能です。ただ、先程のような理由もありますので、植木や庭石、竹を使った工作物など坪庭スペースのオーダーだけでもご満足頂けるものにするよう心がけています。

今回は、こちらの坪庭スペースです。

湖西市A様3

玄関を開けると最初に飛び込んでくる、まさにご自宅の顔になるスペース。
どのように表現していくか楽しみな場所でした。

奥行きはあまりなく、しかも隣家の生活感が見えてしまうスペースですので、目隠し効果を狙いながら奥行きのなさを感じさせないレイアウトを考えました。

湖西市A様3

まずは(玄関側から見て)奥の部分に垣根を建てます。渋いスペースにしたかったのと、行き着くにも狭いスペースを通るのでメンテナンスの頻度を下げたかったこともあり、奥の垣根は板塀としました。

湖西市A様3

焼いた板と晒し竹という材料を交互にリズムよくつけていく塀で、一般的に大和塀と呼んでいます。

湖西市A様3

手前側には塩化ビニール製ではありますが、大津垣という竹を編んだような垣根を設置しました。
見た目にもちょっと珍しいので目をひきますから、玄関に入ってきたお客様の視線をまずは坪庭に向かわせる効果を出すことができ、いきなり生活感が視界に飛び込んでこないような仕掛けにしています。

湖西市A様3

手前にある大津垣と奥に見える大和塀を違い違いに設置することで、感じにくい奥行きを少しでも感じられるようにしました。
からくりは、たがい違いになった垣根と塀の隙間が一定スペース空いたまま視界から消えることで、見たものがその先を想像し、より実際は無いスペースを感じ取ってもらうという仕掛けです。

大きな構造物はここまでになります。
次回はいよいよこの庭の仕上げ作業に入っていきます。

現場進捗日誌 湖西市A様2

前回、庭木を掘るには、なかなか骨が折れるぞと覚悟を決めて移植作業に取り掛からなければいけないぞと言いました現場、いよいよ実際に庭木を掘り取ります。

建物の奥にある庭木から。
こちらは重機の入る隙間もなく、人1人が横向きになってようやく通れる隙間しかないので全て人力のみでの掘り取りです。

  • 湖西市A様2
  • 湖西市A様2

長らく庭に定着していた庭木ですので、細かい根っこがまんべんなく残っているわけもなく、ズン!ズン!と太い根っこを強引に切断して掘り取っていくしかありません。
太い根っこというのは、木全体の養分吸収の大部分を支えている場合が多いので、このままでは枯れてしまう可能性が高いです。

そこで、養分吸収を行う根っこの量とバランスをとるように地上部である枝葉の量も剪定によって減らします。
太い根っこがあってそれを切ってしまった場合は、その根っこに水分や養分の吸収量の大半を依存している可能性も高いので、より多くの枝葉を切除する必要が出てきます。
これでもか!というくらいに枝葉の剪定を行いました。

湖西市A様2

掘り上げた植木です。
根っこがきれいな円になっておらず、いびつな輪郭をしているのは、太い根っこに水分や養分の吸収を頼っている証。何とか根付かせたいですね・・・

湖西市A様2

すっかり掘り取りも終わって何だか広く感じる裏庭です。
ここで様々な家族ドラマが繰り広げられたのでしょうねぇ・・・などと感慨に浸っている場合ではありません。庭木を持ち出す通路も非常に細かったのですが、幸か不幸か根っこの状態も良くなくて大きな根鉢ではなかったので、何とか人力で持ち出すことができました。

湖西市A様2

懸案だった玄関前の大きなイヌマキの木ですが、どうせ解体するならとお施主様の承諾を得て、キツキツに植わっていた場所の縁ブロックごと破壊して庭木を取り出すことができました。このブロックを割るのにも一苦労。ようやく手にもてるくらいに重たい削岩機をガンガン動かし、横からもガガガガと割っていきながらなんとか作業スペースを確保しました。この縁ブロックを残せと言われたら、降参していたかもしれません(笑)
根っこの形はこちらの木も非常にいびつになっていて、ちょっと根付くかどうか微妙な感じではありますが、何とか根付かせたいです。

これで既存樹木の取り出しが全て終わりました。掘った庭木は一旦弊社の植木畑にてお預かりし、この作業は一旦ここまでで区切りとなります。
このあと、建物の解体、敷地の造成、新しい家の建築を経て約1年越しに庭造りに入っていくことになります。

現場進捗日誌 湖西市A様1

もう何年前なのでしょうか?私も舩越造園に入社して四半世紀が経つのですが、それよりも前に舩越造園が施工した袖垣根をずっと気に入ってくれていた方が、住宅を新築されるという事で、庭造りをご依頼してくださいました。

 

もう何と言いますか、庭屋冥利に尽きるといいますか、逆にその当時に第一線で活躍していた庭師たちと、今現在において舩越造園で活躍してくれている庭師たちとの真剣勝負という所でしょうか?それは取りも直さず、当時社長だった先代と私との勝負でもあります。

これはもう、気持ちが引き締まります。

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まずは四半世紀の永きにわたって気に入ってくれていた袖垣根のリサーチです。

欠き込んだ柱の天端に屋根型を打ち付け、ヌキ板で屋根を作る。見まごう事なき、舩越造園の仕事です。黒穂(だと思うのですが判別できず・・・)の束を多用した垣根のようです。

今回も袖垣根はリクエストに入っているので、気合が入りますね。

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活かしたい庭木はいくつかありましたが、このイヌマキが一番の難題になると思われます。

既に立派に成長している庭木なのですが、ブロック塀に近く根っこが塀と干渉していることが明白です。これを掘り取るのは容易ではありませんが、お施主様が「活かして欲しい」とご要望されている限り、可能性は探っていきます。

幸い、ブロック塀も取り壊し予定だったので、住宅の解体前に当社が作業できるならば、既存のブロック塀を取り壊しながら庭木を掘り取ることも可能になってきます。

削岩機で横からブロックを壊しつつ可能な限りバックホウで根っこ周辺を掘り、難易度は高いですが頑張って掘り取りたいと思います。

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また、既存庭の中にも新たな庭に活かしたい庭木があり、運び出すための通路がこれまた狭くて、ここをどう通過させるか?という所にもアイディアを出していかなければいけませんね。

 

こちらの仕事は、ある程度の予算感と構想を伝えてあとは庭屋さん任せという仕事になりました。

「ラッキー」なんてとても思えません・・・責任重大です・・・逆に図面と見積もりを出させてもらえる方が、気持ち的に楽です。

 

しかし、このような「ある程度庭屋さんに任せるよ!」という仕事も当社ではじわじわ増えつつあるのも事実で、当社の仕事を信頼して庭造りを注文して頂ける、本来ならば理想に近い庭造りができる予兆は感じています。

 

もっとも、先ほど言ったように、そのお任せ造園の規模が大きければ大きいほど、責任の重さも大きくて一歩引きたくなるのも事実なのですが、そういう信頼に応えようという使命感もまた不思議と強くなるので、「お任せ造園」ぜひご依頼をお願いします(笑)

湖西市 バンブーデッキ

某企業のCSR活動の一環としてバンブーデッキを造る事になりまして、その下地造りをお手伝いさせて頂きました。

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このような森林の中、ちょっと見晴らしがよさそうなポイントがあったりしますよね。

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まずは束石(つかいし)を等間隔で並べて

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下地となる木材を設置して行きます。

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最後に竹の結び付けを少し施工してCSRボランティアにバトンタッチです。

竹林の爆発的な増殖が、世間では今問題になっていますが、これは竹そのものに原因があるのではなく、日本人の生活文化が変わった事、それに伴って竹の需要が非常に減ってしまった事、さらにそれに伴って竹林所有者がメンテナンスをしなくなった事、とその原因を突き詰めていくと非常に根深いものがあって、なかなか解消されるものではないんですね。

このバンブーデッキも、この施工によって竹林増殖が解消される、救世主だ、などという事は現実問題としてありえないですし、竹炭や竹細工の見直しなどももちろん、それ単体で見れば焼け石に水なんですね。

最近では、科学の進歩もあって、竹の再利用方法についても色々と選択肢が増えてきたようにも思えます。粉々に砕いたものを農地の土を改良する土壌改良剤として利用したり、植陳そのものに利用したり、紙や化粧品として研究している話も聞いたります。

それはとても良い事で、竹を供給する事が竹林の所有コストを上回れば、ビジネスとして成立する訳ですし、ビジネスが成立するという事は持続可能な仕組みになるという事でもあります。

しかしながら、バンブーデッキや竹細工を忘れずに実施していく事にも大きな意味があって、もう一度竹を日本人の身近な植物に戻すには、そういった文化的な活動もしていかなければいけないのかなと感じます。

我々庭屋さんも、昔は非常に多くの竹を使った技術がありまして、竹垣根も四ツ目、建仁寺、御簾垣に大津垣。土塀の下地だったり、庭木の支柱だったり、井戸のフタ、門松、、、職人さんたちはその技術を駆使して、素晴らしい庭を造っていたのですが、時代は変わり、コンクリートをはじめとした新建材が台頭し、昔ながらの材料や技術は押されてしまっています。

事実、新建材が生まれる背景とは「より手堅いものを」「より早く施工出来て」「トータル安い」という事実なので、これを完全に否定するつもりもありませんし、対決する気もありません。どちらも大切な人々の生活をよりその個人に合った状態で提供するための選択肢の一つに過ぎないのですから。

しかし私は思うのです。こういった人の手間を再度見直し、今の日本の風土に合った新たな文化として竹が深く関わってくれたらいいな、と。

バンブーデッキは、竹と日本人の新しい関わり合いを象徴するひとつのカタチなのかもしれませんね、

浜松市南区 防草シート+砂利敷き

砂利の模様替え、といいますか衣替え、というにはもう少し手間ひま経費が掛かる事ですが、現状敷いてある砂利を変えたい、というご要望も少なからずある事は事実です。

それでその時「この際だから草がもっと生えにくいように防草シートを敷くといくらくらいになるの?」というお話も、ついでに頂く事があります。

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砂利敷きは、その敷く厚みにもよりますが、厚ければ厚いほど雑草が生えにくい状況を作る事ができます。

これは当然のことで、雑草の種が発芽して成長するための日光が届きにくければ届きにくいほど、生えてこない状況になる事はお分かりいただけるかと思います。

しかし、砂利を10センチメートルの厚さで敷きましょうといっても、これは口で言うのと作業をするのでは全く大違いなんですね。とにかく土を一杯出さないと、とても仕上がりの高さ面から10センチメートルの深さに地面を平らに均す事ができない。かなりの重労働です。

それで、その手間ひまを短縮し、膨大に出ていたはずの土もそれほど出さずに済み、なおかつ雑草が成長して地上にニョキニョキ出てくるのをシャットアウトする、という建材が防草シートとなる訳です。

もちろん、地面の平らは取った方が断然いいです。防草シートのデメリットは水はけの悪さですから、大量に雨が降り注いだ場面をイメージし「最悪、降り注いだ大雨はどこへ向かうのか?」はイメージしておいた方がいいかと思います。

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その際、私たちが気を付けている事は、家は通常湿気を嫌いますので、家の基礎に向かって斜面を付けない、という事は絶対事項として守っています。また、雨水マスもあまり期待しないように頭の片隅に置いています。雨水マスは建物の屋根に降り注いだ雨を排水路へ逃がす、その途中経過でゴミを取り除いたりするために設けられた施設ですので、敷地一杯に降り注いだ雨を集めるほどの流量(キャパシティといいますか許容範囲といいますか)を確保できない可能性が高いです。

だったら独自に集水マスを設けて独自に逃がせばいいじゃないかと思われるのも当然ですし、実際そうしたいのですが、そこはそれ、世の中に流通している相場価格では到底実現しない手間ひまが掛かってしまいます。

ですから、不本意ではあるのですが、とても表まで回し切れないような奥の狭い部分などについては一部、雨水マスを利用させてもらったり、もうそのまま道路側へ溢れ出て側溝のふたの上からダイレクトに雨が流れ落ちるように考えたりと、ある程度配慮しつつ施工しています。

今回は比較的厚めに砂利を敷く予定でしたので、シートも強力なタイプではなく、簡易的な(といっても、当社が使うシートはそれなりに高品質ではありますが)シートを使って施工しました。先ほど、砂利の敷き方が厚ければ日光が届きにくいと申し上げましたが、それはシートにだって言える事ですので、シートの劣化を早める紫外線の当たる量を減らしてくれます。

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砂利は当社では基本的には6種類ほど用意しておき、当社のおすすめとお客様のご希望を総合的に判断して頂いています。また、シートの上に降った水は全くシートを通さないかというとそういう訳ではありませんので、シートに穴を開けて植栽を行う事だって可能です。

しかし、やはり何も障害物が無い状態に比べれば水が地中に浸透しにくいのは事実ですし、その事によって必要な水分(樹木は水中に溶けた状態でしか養分を吸収できないので水が必須なのです)を供給できなかったり、根が展開しにくくて、いつまでも元気の無い樹木のままだったり、その辺はこの比較的新しい防草シートという建材の行く末を見守ってみなければ、何とも判断しにくい辺りなのかもしれません。

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しかし、人間が住んでいてその住人の主観で家の運営は決まりますので、草を取る手間が大幅に軽減され、別の有意義な事に時間をさけるというその事は、歓迎することなのかもしれませんね。

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