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有限会社舩越造園

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施工事例(進捗状況)

防草シート

防草シートとは、ウッドデッキの下や庭、玄関周り、駐車場など雑草の処理が面倒な場所や、雑草が生えてほしくない場所に敷くシートです。植物が成長するためには、日光、空気、水が必要ですが、防草シートにより日光を遮断することで草が生えにくくなります。そのため、遮光率の高いもののほうが、雑草が生えにくいということになります。除草シート、雑草防止シート、砂利下シートと呼ばれることもあります。

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防草シートの専門店もあれば、100円均一の店、DIYショップなど販売している場所も色々あります。また、防草シートと一口で言っても、素材も値段もさまざまです。大きな違いが構造で、大きく織布と不織布の2つがあります。

 

●織布とは

繊維を織り込んだシートです。価格が安いため特に広範囲に使用する場合はコストを抑えることができます。ただし、強度が弱いものが多く、耐久年数が低かったり、とがった草などは突き抜けたりしてしまうこともあります。

 

●不織布とは

繊維を織らずに、絡み合わせて作ったシートです。強度が高いものが多く、ある程度の厚みがあり高密度であれば、とがった草が生えるのを抑えることができます。耐久性が高いものが多いのですが、その分コストも高くなります。



防草シートには、いくつかの素材があります。ポリエステルは、コストは高いのですが耐久性も高く、熱や紫外線で劣化しにくいのが特徴です。ポリプロピレンは環境にやさしく、酸性、アルカリ性などの耐性があります。その分紫外線に弱いというデメリットがあります。ただし、変形、劣化しにくい耐候剤を合わせて作られたシートもあります。

ほかにも、シートの厚み、目の粗さ、硬さなど、さまざまな違いがあります。シートを敷く面積、上に砂利を敷くかどうか、とがった草が生える場所、駐車場用として使うなど、状況に応じて適した防草シートを選ぶ必要があります。

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防草シートの耐久年数は3年から10年ほどで、長いものだと15年というものもあります。注意したいのは、敷き方で耐久年数が変わってしまうということ。個人でも敷くことは可能ですが、敷く場所が平らでない場合や、選ぶ防草シートを間違えてしまうと、早い時期にシートが破れてしまったり、防草シートの効果を発揮しきれず、隙間やシートを突き抜けて雑草が生えてきたりしてしまうこともあります。防草シートの効果を最大限に引き出し、より長く雑草が生えないようにするためには、専門家に依頼するのもひとつの手です。

 

上の緑色のシートの写真は、当社でいつも使っている強力タイプの防草シートです。

非常に厚く、下からの突き破りに強いほか、紫外線に常時曝露していても劣化が遅く、シートの面積当たり材料単価は他のシートに比べて高いのですが、大変重宝しています。

下のグレー色のシートは不織布ではあるのですが、上の緑色と比べると耐久性が低く、紫外線にさらすと思ったような効果が見込めないことが分かっています。こちらは価格もお手頃な事もあり、砂利敷きとセットでご提案する際などで全体の価格を抑えたい場合などに使用しています。

松の芽摘みはこれからシーズン

基本的に松の剪定は大きく分けて2種類ありまして

5月中旬~6月上旬に行う芽摘みと

冬に行う剪定の2つです。

初夏に芽摘みを行わないと間延びした芽が出てしまってキレイな形作りに悪影響を与えてしまうので、早いうちに摘み取って細かい芽を吹き出し直させるという作業になります。

詳細は 松の剪定特設サイト へ

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飛石

飛石とは日本庭園などに、土を踏むことなく歩けるよう、飛び飛びに配置した表面が平らな石のことです。設置する際は、石を半分ほど地中に埋めます。歩きやすいよう、40~60cmほどの歩幅を想定して、一定の距離を置いて石を敷いていきます。
間を開けずに石を敷き詰めたものは、延べ段と呼ばれます。

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平安時代には、水の上に飛石を置いたとされています。その後、安土桃山時代になり、土の上に飛石が置かれるようになり、茶室の庭園の通称である露地(ろじ)に飛石が使われることが多くなりました。飛石に沿って客人が露地を鑑賞したり、飛石が茶室への導線となったりしたのです。

飛石には、いろいろなパターンの敷き方があります。飛石を敷くことを、打つともいうため、〇〇打ちという名称が多くあります。

 【直打ち(ちょくうち)】

すべての飛石を真っすぐに並べる敷き方。最もシンプルな方法です。

 【二連打ち】

2つの石をまっすぐに敷いたら、次の石を右もしくは左にずらして敷く敷き方。直打ちより変化があります。

 【三連打ち】

3つの石をまっすぐに敷いたら、次の石を右もしくは左にずらして敷く敷き方。直打ちより変化があります。

 【二三連打ち】

二連と三連を順番に、斜めになるように並べる敷き方。導線の方向を変える際にも使われます。

 【千鳥打ち】

左右交互になるよう、石を1つずつジグザグに敷く敷き方。この方法が一番歩きやすいと言われます。

 【厠掛け】

厠が空を飛んでいるように、3~4つずつ「く」の字に石を並べていく敷き方。

 【七五三打ち】

おめでたい数字として用いられる奇数「七五三」を利用した敷き方。7つ、5つ、3つという単位で並べていく打ち方です。近くには大きめの石を、遠くに小さめの石を敷くことで、遠近法により広く見せる効果もあります。

 【いかだ打ち】

石と石の途中に平行した二本の板状の石を並べる敷き方。2枚の石がいかだのように見えるためこのような名前になりました。

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これらの敷き方を組み合わせることもあります。ほかにも四連打ち、三連打ちと四連打ちを組み合わせた三四連打ちなどもあります。

導線として飛石を打っていくパターンも重要ですが、その石の種類や間隔に工夫をする事で、歩く人の様々な環境を変える事もできます。

例えば、回遊式庭園などで景色が今ひとつ良くなかったり、周りをあまり見てほしくないエリアだったりした時には、小さな石を連続的に据えると、歩く人は足下に不安を感じるので、自然と下を向いて飛石を渡る事になります。

飛石は、日本庭園で多く見られるため、和風のイメージがあるでしょう。しかし現在では、石の代わりにタイルやガラス素材の飛石を使うことで洋風に仕上げることもあります。ほかにも、ステップストーンと呼ばれる、天然石材とコンクリートの平板を合わせたものなども使われることもあります。

 

延べ段(のべだん)

延べ段とは敷石の一種であり、庭の一部に石を張りつめたもので、通路として使われます。延段と書かれることもあります。これと似たものに石畳や飛び石がありますが、石畳はどちらかというと道路を石で舗装するイメージで、飛び石は、延べ段と比べ石同士が離れて置かれています。

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延べ段は、使用する素材によって、大きく分けて真、行、草の3つの種類があります。

【真の延べ段とは】
石を加工して切り出した切石だけを使用して作られたもので、切石敷とも呼ばれます。長方形に切り出した石をレンガのように敷き詰めた煉瓦敷や、正方形の切石を石松模様のように敷き詰めた市松敷、短冊のように細長い切石を敷き詰めた短冊敷といった種類があります。直線的で硬いイメージがありますが歩行性はとても良く、公園の広い通路などによく施工されています。最も格調が高いと言われる向きもありますが、どうかなと思います。

【行の延べ段とは】
切石と自然石の両方を使用して作られたもので、寄石敷とも呼ばれます。短冊のような細長い直線的な切石と、丸い自然石を組み合わせて敷き詰めるのが一般的です。広く様々な場面で使われています。個人住宅などにも好んで使われているので、見かける事が多いかもしれませんね。真の格調高さと草の柔らかさの、両方を持ち合わせています。

【草の延べ段とは】
自然石だけを使用して作られたもので、玉石敷とも呼ばれます。小さい石を集めて敷き詰めたものを霰(あられ)こぼし、大きい石を敷き詰めた霰くずしと呼ぶこともあります。茶庭である露地などで多く使われています。非常に手間の掛かる作業なので、なかなか施工をする機会はありませんが、ぜひ大きな草の延べ段に挑戦してみたいものです。自然の石は丸みがあるため見た目が柔らかく、真や行と比べるとくだけた雰囲気となります。

延べ段は、人が通路として歩く場所です。そのため、歩きやすさが重視されます。自然石を使用するときは、凹凸が少なく平らなものを選んで使う必要があります。

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延べ段の大きな役割のひとつが、庭の装飾です。過去に作られた数々の建築物の庭園でも延べ段が採用されています。その中で有名なのが、江戸時代に作られ、日本庭園の最高峰ともいわれる京都市の桂離宮(かつらりきゅう)です。見事な庭園のあちこちに丁寧に施された延べ段は大変美しく、真、行、草、すべての種類がそろっているため見応えがあります。
私は学生時代、サークルの旅行で桂離宮を訪れ、ボランティアで掃き掃除をさせてもらった事があるのですが、繁茂する苔も見事な庭園でした。

延べ段の真、行、草、それぞれに特徴があります。自宅の庭に延べ段を作る場合も、特徴を生かすことで、思い描くイメージに近づけることができます。
玄関の近くは格式の高い真の延べ段にする、モダンな庭にしたい場合は行の延べ段にする、自然な雰囲気の庭を作りたいときは草の延べ段にする、といったことが可能です。延べ段が長くなる場合、敷き方を組み合わせることでアクセントにもなりますし、飛び石と組み合わせてもいいでしょう。また、石の色や質感によっても雰囲気が大きく変わります。
石と石の間をつなぐ目地は、コンクリートで固めることもありますが、苔(こけ)を使用することで和を感じる自然な雰囲気を作ることができます。
浜松ではなかなか苔が育ちにくいので、桂離宮のようなイメージにはいかないのが残念ですが、例えば用水路のコンクリートに生えている苔などを採取し目地に埋め込むと、雨の日などは非常に良い緑が出たりします。普段は赤茶けて枯れたようになっているので、来客などがある際は水を打って緑を鮮やかにしておき、訪問客へのもてなしにするのも良いでしょう。

柵(しがらみ)

柵と書いて「しがらみ」と読むのですが「しがらみ」というと世間のしがらみが・・・などと、あまり良い解釈で使われる事が無いですよね。

もちろん、語源はこちらのしがらみ。シッカリと打ち込んだ柱の前後を交互に縫っていくように、スラロームのように、主に竹を横に渡しながらこれまた前後のパターンを交互に積み上げながら高さを出して行く柵(さく)の事です。恐らく、このウネウネと交互に交わっている柵の様子と、人の世の社会性の複雑さを重ね合わせた比喩表現なのだと思います。

しがらみは、古くから川岸を保護する護岸や土が落ちて来るのを抑える土留めなどに使われていて、いわゆる土木工事ではよく使われていた工法でした。

しかし、工業製品化・近代化・安全面への配慮などからその活躍の場は庭のアクセントへと移っていきました。

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写真では割った竹を使っていますが、別に割っていなくても、そもそも竹では無くても一向に構いません。杭の前後を交互に曲げながら納めて行かなければならないので、曲げやすい部材が適している筈です。竹は繊維が強く、経年劣化しても腐って崩れにくい利点がありますので、土留めなどに使ったら二度と交換が効きそうもないような場所ではうってつけなのかもしれません。

作り方ですが、文字にするといたって簡単。

ある程度等間隔で打込んだ柱杭に端から当てて前へ後ろへと編み込みながら下へ下へと仕込んでいきます。

こうやって書くだけなら簡単なのですけどね。実際に作業するのは、なかなか骨の折れる作業です。一人でスイスイ施工するのは、ちょっと難しいかなと感じます。

用途としては、まず本格的に機能面で使っていく方法。

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コチラの写真は土肌が丸見えだけど様々制約などがあって草の吹き付けができない現場。

しがらみを数段重ねて空いた空間にはつる性植物を植栽。数年後にはズルズルとツルが伸びてきて基本的な土留めが完成、という目論見。

ここまで壮大にしなくても、例えば庭のちょっと奥まった空間で段差がある、または段差を設けたい、という時にはとても良い土留めになる筈。青竹が色褪せて黄色くなり、やがて白くなり、水でカビが繁殖して黒ずんできて、それでも繊維は失われないので土留めとしての役割はシッカリ果たしつつ、経年変化で積み重なった時間を表現できるのではないかと考えます。

ちなみに、この写真は宝林寺という寺院で施工させていただいたものです。

宝林寺サイト

https://www.oubaku.org/shosan/

また、仕切りとして使うのもいいでしょう。

その施工方法の特性から、前と後ろのテクスチャがあまり違わない、というか同じ表情をしているので、しがらみの表からも裏からも見えてしまう場所での仕切りとして使うのもいいのではないでしょうか。

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こちらの写真は奥山高原さんです。ササユリの園地があり、歩道と植生地を明確に分けつつも山間地の雰囲気を損なわないようにするにはどうすればいいかというオーダーから施工した場所です。

奥山高原サイト

https://www.okuhamanako.com/

一般家庭でも、北側の暗めな庭で高低差が欲しい時や、斜面を利用して庭を造る時などでメリハリの利いた高低差が欲しい時など、竹の持つ特性などからしがらみを取り入れるのはアリかなと感じます。

また、少し難易度は上がると思いますが、外壁として木材を使ったしがらみが施工されているお宅も散見する事ができます。

これはこれで、竹で編んでいく事を思えば更にしっかりした加工と施工技術が必要なのでしょうが、その塀はやはり周辺のアルミフェンスなどと比べると異彩を放っており、どこのお宅も存在感溢れる外構になっていました。

社会におけるしがらみは、できる事なら簡単に済ませたい所ですが、庭に造るしがらみは、シッカリと編み込んだものにしたいですね。

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